「お風呂」と一致するもの

昨日は、ユニットバスの基礎になる「コンクリート打設」でした。

「コンクリート」を型枠に入れることを、「打つ」と言います。
「コンクリート打ち」「コンクリート打設」

今回は、うちの「女性1級建築士」:斉藤真由美も手伝い。

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現場にあまり出なかった彼女ですが、
最近は、いろいろな仕事に手を借りています。
と言うより、現場を経験して、より一層設計に反映して欲しいから。

現場を知らずして、良い設計はできません。

生コン車到着で、緊張アップ。

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たった0.5m3のコンクリートですが、
生コン車で運んだコンクリートの方が、
はるかに品質が良い。
作業効率も良い。

彼女には、コンクリートを均す作業をお願いしました。

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初めてにしては、まあまあの仕事ぶりでした。

ご苦労様でした。

 

筑北村で「耐震補強工事」進行中のOさま邸

10月3日の解体から始まり、昨日までのお風呂の解体まで
順調に工事が進んでいます。

工事が始まるまでは、何度も何度もOさまとわたしとで打ち合わせを行いました。
そんななかで、Oさまとはかなりしっかりした関係が築けたと思っています。
工事が始まれば、現場はおもに嶋田君に任せます。
数日前の話です。

Oさまから嶋田君に一言。

「社長さんを信頼して工事を始めました。
何度も打ち合わせをしていて、社長さんの人柄から
安心して工事をお任せできました。
そんな社長さんが 『嶋田君を信頼しています』とおっしゃっています。
信頼している社長さんが信頼を寄せている嶋田さんですから
わたしたちも信頼していますよ!」

嶋田君から聞きましたが、ものすごく嬉しかったです。

Oさまのご期待に、期待以上に応えます。
毎日毎日頑張っていますが、一層頑張ります!

今日はユニットバスの土台となるコンクリートの打ち込み。
ちょっと距離が長いので、一輪車での運搬が大変ですが、
頑張ります。

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Oさま邸でまだまだ咲いている朝顔。
疲れた時に癒されます。

 

タイルのお風呂を、ユニットバスにするために、
お風呂を解体いました。

となりの部屋を解体した時に、
床下からカビ臭いにおいがしたので、
床下全体を点検しましたが、床下が高いし感想状況も良い。
お風呂周辺が一番カビ臭い。

予想されたのが、浴室からの水漏れで、
周囲が特にカビ臭くなった。

解体すると、状況が良くわかります。

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浴室への入り口すぐ横の「土台」が傷んでいました。
シロアリの被害のようにも見えますが、
水漏れによる腐れだと思います。
土台の半分以上が腐って、左端はほとんど木が残っていませんでした。

その下の箇所で、床のコンクリートの下の石が
かなり湿っていました。

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ユニットバスに交換すれば、ほとんど水漏れは無くなります。
床下も乾燥して、カビ臭さも解消されるかと思います。

カビはにおいだけではなく、カビ胞子でアレルギーにも悪影響があります。
カビを餌にダニも繁殖して、ダニによるアレルギー悪化も心配されます。
健康的な生活への第一歩の再スタートとなるでしょう。

 

リフォームの始まりは、いつも「解体」

狭いキッチンと寝室に使っている和室をつなげるため、
間仕切りや床を解体しました。

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寝室の壁からは、筋交いが。

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事前の調査通り、筋交い用の金物がついていないので、
耐震補強のために金物も入れます。
筋交いの入っていない壁には、構造用合板を貼って、
補強します。

窓も少し小さくして、柱を建てて、壁を作り、
筋交いを入れて補強します。

この部分が、
普通のリフォームと少し違うところです。
(でも、最近は、補助金申請しないリフォームでも、
出来るだけ補強するようにしています)

 

今年2月に耐震診断をして、
評価が高くなかったため、
耐震補強を決断されたOさま。

耐震補強の補助金申請を6月におこない、
やっと許可がおりてきました。

耐震診断と耐震補強の概要はこちら
(松本市の公式HPから)

耐震補強に合わせて、
長年お世話になった家のリフォームも行います。

着工前の様子

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お風呂に続いてキッチンのリフォーム中ですが、
もうじき完成です。

工事前のキッチン

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雑然としていて、広いようで狭いキッチン。
見えませんが、冷蔵庫がちょっと離れた所にあり、
使いにくい。
ガス台が広い割に、ガスコンロが狭くて
無駄な空間がある。
電子レンジとオーブントースターが場所をとっていて
狭い。

いろいろな不満を、一気に解決します。

キッチンを入れ変えるために、解体。

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キッチン隣のスペースを広げて、

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今日にも、システムキッチンが入る予定です。

今週末には、新しいキッチンを使っていただけそうです。
ちょっと時間がかかっててしまい、Wさまにはご迷惑をおかけしましたが、
もう少しお待ちください。
きっと、使いやすい、過ごしやすい空間になると思います。

 

Kさま邸のお風呂は、俗に言う 「在来のお風呂」

なにが「在来」かというと、
最近の「ユニットバス」に対して、
「在来」と呼んでいますが、一般的に「壁と床がタイルのお風呂」です。

今回のトラブルでも、一番先に提案したのは、
「暖かくなるので、ユニットバスに変えませんか!」でした。
ところがKさまの返事は、
「ユニットは狭いし、いやだ。それに今のお風呂は寒くない」

平成5年から建築業界で仕事をしていますが、
その間に作ったお風呂はすべて「ユニットバス」でした。
ですから、「お風呂 = ユニットバス」と思っていました。
タイルのお風呂は「寒い」という感覚でした。

ところがKさまのおっしゃるに、
「お湯を薪で沸かすので、寒くない」
確かに薪で沸かしたお湯は暖かかさが違うと思います。
それと、もうひとつの暖かかさの秘訣は
窓の外にはボイラー室があり、その外側にもサッシを入れている。
ことだと、最近気が付きました。

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正面のブロック壁の向こう側がお風呂です。
お風呂で一番寒さを感じるところが窓です。
ユニットバスでも、サッシの性能が低いと、寒さを感じます。
裸に、窓を通る冷気は、敏感です。

そのまどの外に「ボイラー室」
ボイラー室の外側に、もう1枚のサッシ。
これなら、窓からの冷気はほとんど防げるでしょう。

固定観念を捨てて、お客さまの言葉に耳を傾けることと、
現場をしっかり観察して、現状をしっかり見ることの大切さを、
今回あらためて学ばさせていただきました。

ありがとうございます。

 

「電蝕」とは、簡単に言うと、配管に何らかの理由で電気が流れ、
鉄がイオンになって、地中に溶け出す現象です。

問題は、なぜ電気が流れたのか。

こちらのボイラーは、7月に交換するまで、20年近く使用していたようです。
最初の頃は、井戸水も使われていて、
温泉みたいに暖かかったとか。
交換の理由も、ボイラーからの排水配管が腐食していて、
折れてしまったからです。

しかも、ボイラーを取り付けた業者屋さん(うちじゃありません)が、
ボイラーにアースをとっていなかった。

この辺を考えると、
ボイラーの老朽化でわずかな電気が漏電していて、
それが配管を流れて、電蝕したのでしょうか?

配管腐食の原因が、電蝕らしいので、
今回、しっかり「アース」を取付けました。

うちの工事でも、これまで
「ボイラーのアース」には、特に注意を払っていなかったので、
これからお客さまのお宅を回るときには、
ボイラーまわりを注意して見ます。
もし、アースが設置していなければ、
すぐに設置しようと思います。

 

7月に、浴室用のボイラーを入れ替えた、Kさま邸。
8月中旬に、突然、お湯の配管からの大量の漏水が発生。

原因を探ると、浴室の床下を通っている配管が腐食しているようです。

浴室の床と、壁に一部を壊して、
ボイラー室の床のコンクリートも壊して、
大々的な工事になります。

仮設のお風呂を準備して、
9月1日から工事を始めました。

漏水個所を見つけて、ビックリ!

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床から壁に曲がる箇所で、
配管の半分以上もの穴が・・・。

しかも、

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しかも、写真下の細くなっているところは、

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鉄の配管が完全に腐って、中の樹脂製保護管がむき出しです。

よくこれで、いままで配管が壊れなかったものです。

こんなにすごい腐食は見たことがありません。

でも、よく配管を見ると・・・。
銀色に光る部分が。

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鉄が、イオンになって、溶けだしている様子がはっきりわかります。

「電蝕」でしょう。

 

 

脱衣所の入り口。

最初の打ち合わせでは、ドアのまま使う予定でした。
工事を進める中で、Wさまから、
「ここも、引き戸にしてくれない?!」とのご要望。

広げるキッチンの入り口を、
「アウトセット引き戸」にして、使い勝手を良くするので、
ついでに脱衣所の入り口もより便利にしたいとのことです。

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ユニットバスの入り口の枠と、建具の枠が重なります。
普通に縦枠を付けると、すっきりしない仕上がりに・・・。
しかも、ユニットバスの照明のスイッチと、換気暖房乾燥機のリモコンスイッチをつけるスペースも・・・。

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ですから、引き戸の縦枠はつけませんでした。
「大工の常識」から見ると、変な仕上がりかもしれませんが、
こうやって見ても、全然おかしくありませんし、
反対に、すっきりきれいに仕上がっていると思います。

常識やお約束事、決まり事も大切ですが、
違った目線で見ることも、大切だと思っています。

一番大切にしたいのは、
「お客さまの利益」

 

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