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波田・赤松の家 「暑中養生」 2013.07.07

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「暑中養生」

コンクリートが固まるのは、水とコンクリートの化学反応です。
水がなくなると、きちんと固まらず、強いコンクリートにはなりません。

夏の熱すぎる温度と、強い日差しは、コンクリートの硬化を早めて
硬化の際の発熱も高くなり、水不足になりがち。
硬化と収縮のバランスが崩れて、コンクリートに「ひび」が入ることがままあります。

それを防ぐために、「暑中養生」と言って、
強い日差しを避けるために覆いをかけたり、
場合によっては、水を撒いて硬化速度を遅めて
硬化に必要な水の補給をします(散水養生)。

ところが、「波田・赤松の家」Fさま邸の基礎工事では、
コンクリートを打設してから、ずっと天気が悪く、
ちょくちょく雨が降りました。
基礎工事屋さんにとっては、仕事がはかどらなくて
困りものの天気ではありましたが、
コンクリートにとっては「最高!」の天気でした。

おかげさまで、布基礎のコンクリートを打つ時には、
ベースのコンクリートには、ひび割れひとつも入っていませんでした。
見事! です。

金曜日には、無事、布基礎のコンクリートも打ち終わり、
土曜日も1日雨が降ったりやんだり。
日曜日も梅雨明けした割には天気が良くないようです。
コンクリートにとっては、本当に最高のお天気状況です。

神さま、感謝!

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ちなみに、コンクリートに埋め込んで、基礎と土台を固定する「アンカーボルト」
以前は、コンクリートを打つ時に、差し込むように埋め込んだいたのですが、
(その様子から「田植え」と言っていました)
今では、打設前に型枠と鉄筋に固定して、しっかりと位置決めしています。

でも、基礎工事屋さんがいうには、
「今でも『田植え』しているところはありますよ・・・」
う~ん、前時代的だ。


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