「癌」の時に「ステージ4」といえば、
それは、もう、回復無理、ということでしょう。
「シロアリ被害」でも、
お客さまから、「何とかしてください!」とお願いされても、
「ステージ4」になると、
元のような、丈夫な家には、できません。
かと言って、お医者さんのように、
開腹手術で開いたあとに、そのまま閉じることもできず、
「できるだけのことは、いたします」
くらいの処置になります。
柱の根元が折れるくらいのダメージを受けた柱。
幸いにも、この柱にかかる荷重は、
2階の床にかかる荷重のみ。
2階を軽くすれば、柱の補強で何とかなります。
一番重症なのは、右に見える柱で、
2階の床、屋根の荷重がかなりかかっていて、
しかも取替不能。
仕方がないので、「差鴨居」とよばれる荷重がかかった鴨居を、
直接新しい柱で補強。しかも2か所、プラス、壁付鴨居下も補強。
計3か所の補強を施しました。
これでも、元々の強度から考えると、まだ不十分な気はします。
ここまでの補強で、限界かと・・・
本当は、「シロアリ駆除業者」さんにお願いして、
床下、柱の中、土台の中、のシロアリをすべて駆除してから
新しい床を組みたいところですが、予算もありますし、
これからの使い方もあるので、
最低限度の駆除処理をして、床組しました。
業者用の駆除剤を床下の土の上に撒き、
防湿シートを敷き詰め、束石を据え、
ヒノキ製の大引き、束で床下を支えます。
「ステージ4」は、正直恐ろしいです。
こうなる前に、
本当に、なにかあったら、電話ください。
社長携帯090-4840-3751
手遅れになる前に・・・
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