おととし、お風呂・キッチンのリフォームをさせていただいたFさま。
「2階の押入れの戸が、動き悪くて・・・」
お伺いして、しらべてみると、
「鴨居」と「レール」の中心がずれている。
ねじれているので、戸を動かすたびに、戸車に無理な力がかかって、
レールから外れるのだと思います。
直すには、レールを正しい位置に付け替える。
たった5mmと侮ることなかれ。
反対側も5mmずれていたので、
合わせて10mm。
これだけずれると、戸車にはかなりの力がかかります。
今のレールを取り外して、
新しいレールを入れます。
レールとレールの中心が、普通の寸法ではない(41mm)ので、
1本レールを2本入れる。イレギュラーです。
結果:非常にスム~~ズに戸が動くようになって、
Fさま大満足!
もう1ヵ所あります。
こちらは、鴨居とレールの中心は、ずれていない。
でも、戸を開けたときに、
戸と枠にかなりの隙間ができます。
戸を、思い切って開けると、枠に戸が当たり、
隙間を埋めるために戸が斜めになります。
浮いたほうの戸車が、レールから外れる。
たぶん、それが原因。
仕方がないので、隙間を木で埋めて、
戸を開けても、戸が斜めにならないようにしました。
レールも交換してほしいと言われ、
1番目と同じ方法で、交換しました。
結果:こちらも、動きがすごくスム~~ズになって、大満足。
この現象は、たぶん、新築当初からだと思います。
枠を入れるときに、「鴨居とレールは垂直に」「枠は垂直に付ける」
この基本ができていれば、後々、こんな工事は不要。
う~~~ん、某Hハウスという超有名建築会社の新築なんですけれど。。。。
うちは、地元に根差した、
ほんとうにちいさな建築会社ですが、
基本には忠実に!と思って工事しています。
最後に、お客様の一言。
「さいとうさん、建具屋さんもできるね!」笑
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