冬前には、
「このサッシは、隙間だらけで寒いから、
暖かくなるサッシに交換して!」
という依頼が増えます。
昨年12月も、そんな工事が多かったです!
一番簡単なのは、「内付け樹脂サッシ」「内窓」を付けること。
サッシ自体は交換しないで済むので、
費用も、時間も節約できます。
でも、こちらのお宅は、
今ついているサッシが、
あまりにも、傷みすぎている、隙間が多すぎる。
サッシ本体を断熱サッシへの交換になりました。
一見、簡単そうに見えますが、
写真ではよくわからないと思いますが、
「内付けサッシ」を、
柱に取り付けた木枠の外に、
いかにも「外付けサッシ」
のように付けてあります。
しかも、縦枠、上枠が、壁仕上げと複雑。
しかも、取り外してみると、
下枠が、かなりたわんでいる。
これでは、サッシがしっかり閉まらないので、
隙間風が入って、寒いはずです。
ついている木枠を外して、
新しい木枠を取り付けます。
あとは、新しいサッシの枠を取り付ける。
ただし、「外付け」という形式で枠を付けるので、
下地の木枠との間に隙間ができます。
そこは、シーリングで隙間風がこないようにします。
内側からも、
新しい木の枠も、
きれいに仕上がりました。
これで、ようやく、
暖かい部屋で過ごしていただけます。
と、書くと、「まあ、簡単にできるのね!」
と思われるかもしれませんが、
悪戦苦闘のお仕事でした。
サッシを注文するには「新しい木の枠」がついて完成した寸法が必要です。
木の枠を付けると、今までのサッシはつきません。
その間、サッシのない状態では、
あまりにも寒すぎます。
そこで、
一度サッシを外して、
木枠をどうやってつけるか検討して、
寸法を出して、
今のサッシを元に戻す。
その寸法で断熱サッシを注文して、
待つこと10日。
届くタイミングで、
新しい木の枠を付けますが、
本当に、計画した通りつくのか?
寸法間違いは無いのか?
不安不安で、作業を進めて、
計画通りの新しい木の枠がついたときには、
ひとりで「万歳!!」でした。
まるで、「綱渡り」。
でも、意外に、好きです!
この緊張感。
これも、お客さまの「良かった!!」の一言のため。
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