鉄の値段が上がると、廃品回収業者の車が良く回ってくる。
これは、業界の人が言った言葉です。
「景気が悪いと、良くない業者が増えるのか?」
1.お隣、筑北村のお客さまから電話
「家の排水の配管を洗浄してもらったんだけど、
床下を見たら、柱が濡れていると言って、
うちで手配する専門家に見てもらった方が良い
と言われた。どうだろうか?」
よくある「悪〇業者」の手口です。
こんなチラシが入っていて、
ちょうど「排水が詰まると大変」という話を近所の人としていたので、
お願いしたそうです。
2人で来て、1人が配管洗浄している間じゅう、
もう1人は家のまわりをいろいろ見ながら、うろうろしていて不信?
洗浄が終わって、業者の人が
「洗浄が原因で、床下の配管が壊れていると
うちの責任問題になるので、床下見せて」
変だなあ、と思ったけれど、見てもらったら、
H社「大変ですよ、床下の『柱』が3本ほど濡れています
しっかり見てもらった方が良いので、
いつもお願いしている専門家が近くにいるので
見てもらいましょう!」
Aさん「うちには、いつもお願いしている大工さんがいるので、
大丈夫です」
H社「大工さんじゃ、これは対処できませんよ」
心配になったAさんの旦那さんから電話でした。
私「まあ、悪〇業者の手口に近いから、
やめた方がいいですよ。私が床下点検しましょうか?」
それで、後日、点検に訪問しました。
床下を点検すると、
『柱』ではなく、『束(床を支える木の材料)』が、
建築当時に塗った「防腐防蟻剤」で濡れたように見えるだけ。
こんな言葉も知らないのか?濡れと塗装の判断もつかないのか?
奥さんと話をしてると、
Aさん「床下から出てきて、ぼそぼそと、でも私に聞こえるように
『これは500万円くらいかかるかな』と言っていた。
なんか怪しいと思ったけれど」
私「よくある手です。床下はまず自分で見ないので、なんでも言えます。
最悪は自分で持ち込んだシロアリの写真を見せて、駆除を勧めたり、
重大な欠陥があると言って修理の契約を勧めたり。
本当は500万円かかるけれど、配管洗浄してもらった縁なので、
半額の250万円でいいよ、と言ったり」
典型的な詐欺の手口です。(この業者が詐欺かどうかはわかりません)
Aさん「今回はお陰で、22,000円ですんで良かった。勉強代だね笑」
笑い話ですんで良かったです。
2.長野市から電話
「広告が入っていて、12,000円で配管洗浄します。ただし洗浄後
床下の調査をします。と言われて契約して、洗浄したけれど、
不安になってネットで検索したら、そちらのホームページがあった」
2011年2012年に書いたブログがヒットしたようです。
ブログ内検索「配管洗浄」
お話しすると、あさってその床下点検に来るとの事。
でも知り合いの建築士にも相談しているそうなので、
その時に同席してもらうように頼んだ方が良いと
アドバイスしました。
後日様子をお聞きすると、
「建築士さんが『床下の調査は必要ない』と言ってくれて、
調査はしなかったけれど、契約違反なので金額は倍の
25,000円くらい払った」そうです。
これも、ちょっと高い勉強代ですね。
でも、うちのホームページがお役に立って良かった!
景気が悪いと、なんとか利益を得ようと、
サギも暗躍するそうです。
お気を付けください。
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