古民家リフォーム その2
2階の床と、1階の天井を兼ねた下地の「根太」がつけば、
床兼天井の「Jパネル」を貼る作業になります。
この「Jパネル」は、何度か使いましたが、
なかなかのすぐれもの。
なかなかのすぐれもの。
杉の1.2cm板を3枚張り合わせて、厚さ3.6cmの1枚の板に仕上げています。
1枚1枚は高価なのですが、
91cm×182cmの大判な板なので、
作業ははかどります。
貼りあげると、裏側は、
これなら、古民家の雰囲気を残しつつ、
スマートに、きれいに仕上がると思います。
スマートに、きれいに仕上がると思います。
ここで、大工の工夫。
Jパネルを根太に固定するのに、
ビスを使いますが、仕上がりをきれいにするために
ビスを使いますが、仕上がりをきれいにするために
「ダホ穴」と呼ばれる穴を開けて、そこでビスを固定し、
ダホ穴を「ダホ」で埋めます。
ダホ穴を「ダホ」で埋めます。
手前が、ダホ穴。
奥が、ダホで埋めた穴。
ダホも、普通に売ってるものではなくて、
板と同じ杉材でつくって、同じ感じのものを使うと、
見た感じが、「穴を埋めた」とは思えないくらいになります。
板と同じ杉材でつくって、同じ感じのものを使うと、
見た感じが、「穴を埋めた」とは思えないくらいになります。
大工って、こんな風に、仕事するんです。
意外に(?)、細かいんです。
だから、そこが、日曜大工と違うんです。
だから、時間もかかるんです。
時間を短くすれば、それはそれで、お安く提供できるので、
いい面もありますが、最近の風潮では、
考えられないくらいの短い時間で新築工事が終わることが多いそうです。
いい面もありますが、最近の風潮では、
考えられないくらいの短い時間で新築工事が終わることが多いそうです。
安いに越したことはないかもしれませんが、
「軽井沢のバス事故」ではないけれど、
安いだけがいいわけじゃない。
そこは、みなさんにも、わかってほしいことでもあります。
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