もう、2年以上前の工事なのですが、
当時も東北地方で大きな地震が起こり、
ちょうど「耐震補強」していた「T様邸」の記事がありました。
このような時ですので、参考になればと思います。
以下、「耐震補強T様邸」(旧HPより転載)
「岩手・宮城内陸地震」がおこり、
大災害になっています。
タイムリーと言っていいのか、
T様邸も、大問題が発生していました。
既存部分の「梁」が、前回の改造で、
あまりにもひどい仕事。
これでよく、壊れなかったものです。
大きい地震がおきていたら、
かなり危なかったと思います。
強度が落ちた梁の様子
丸太梁の下を大きく切り取っています。
これれでは、丸太梁の強度が完全に不足します。
おまけに、丸太梁を受けている梁の大きさも不足。
梁の下を補強
まず、梁の下に補強梁を入れて、
さらに合板で新旧の梁を固定しました。
梁自体の外れ止めも
丸太梁の部分も、折れて落ちないように
しっかり補強しました。
柱が裂けると落ちる梁
鉄骨梁も、柱にボルト2本で固定しているだけです。
これでは、柱が裂ければ、屋根全体もろとも落ちます。
鉄骨梁の補強
まわりの柱とあわせて、落下防止の補強をしました。
これは、はずれ止めにもなりますので、
2重の効果があります。
プロとして、
こんな状態を見過ごすわけにはいきません。
それが、「さいとうけんちく」のポリシーです。
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