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無垢の木リフォーム ウッドデッキ おまけ

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ウッドデッキを作るとき、
注意しなければいけないことが何点かあります。

それは、ウッドデッキが、外で雨ざらしになって使われることから、
腐ったり、傷んだりしにくいようにするための注意点です。

注意その1.
 「木裏を表面側にする」

木には、「木表(きおもて)」「木裏(きうら)」があります。
丸太の表面に近い方が「木表」、芯に近い方が「木裏」
板は、木表が凹のように曲がりやすく、
木裏が凸のように曲がりやすい性質があります。

そこで、木裏を表面側にすると、
凸に曲がって、雨が下に落ちやすくなります。
反対に、木表を表面側にすると、
板に雨水が溜まりやすくなってしまいます。

s-IMG_6017.jpg

デッキに貼る前に、下になるほうには塗装を先にしておきました。
だから、表面側にはまだ塗装がしてありません。
木の木目を見ると、塗装していない方は、
すべて「木裏」にしてあります。

この説明で、わかるかなあ?

 

注意その2.
 「板と板の隙間をあける」

大工が木を扱うと、必ず木と木をくっつけるようにします。
日頃の仕事では、きっちりとした仕事をしたいから、
必ずそうするのですが、ウッドデッキでは、
「隙間をあける」が鉄則です。

たとえば、デッキ材の付き合わせ部分でも、
s-IMG_6068.jpg

板と板の間を、約3mmあけて取付けました。

くっつけて取り付けると、この間に入った雨水が、
ずっと乾かなくて、いつも湿った状態になってしまうからです。

湿った時間が長いと、腐りやすい、傷みやすい。
間をあけておくと、風が通って、乾きやすくなります。

いつもと違うやり方なので、ちょっと戸惑いますが、
「隙間をあけて、隙間をあけて」と、おまじないを唱えるように注意しました。
大工の癖は、抜けにくいですから。

 

ちょっとお教えする、プロの裏技。

 

 

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