筑北村で「耐震リフォーム」まっ最中のOさま邸
筑北村では、「耐震補強工事に対する補助金」を申請しての耐震補強工事は初めてだそうです。
Oさまも、筑北村さまも、きっとすごく期待していることと思います。
耐震リフォームにあわせて、お風呂、キッチン、居間、寝室、トイレも
大幅に模様替えして、生活しやすさを格段にアップさせるリフォームを進行中です。
大きく間取を変えますが、大切な柱はなるべく取らないように設計段階で注意しました。
新しく筋交いや構造用合板の耐力壁を追加したり、
今まであった筋交いも、金物で補強したりして、
耐震性能をアップさせ、大きな地震でも倒壊しない目安の「耐震評価 1以上」を実現します。
ユニットバスの裏側になるところに、
新しい「筋交い」を入れました。
もともとの設計では、となりの古い筋交いを取って、
窓を付けながら、長野県認定の特殊な金物で補強する予定でした。
お風呂を解体したときに、ここに入れた方が強度は増すし、
費用も節約できると判断しました。
先週の金曜土曜で、建築防災協会の耐震診断講習会に出席して、
建築士による解体後の判断がとても大切なことを学びましたが、
実際、解体しないと分からないことがすごく多いです。
当然、筋交いの端には、補強金物を入れます。
この金物で、引っ張る力にも筋交いは強くなります。
かげに隠れていますが、柱の上下にも、土台と柱をつなぐ補強金物も入れてあります。
新しい筋交い、構造用合板だけではなく、
いままで入っていた筋交いにも、
筋交いと柱、土台を固定する金物。
柱と土台または桁を固定する金物。
別々に入れて、地震の時にしっかり筋交いが効くようにしました。
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