今あるサッシの内側に付けるのが、
「内付け樹脂サッシ:インプラス」
これは、サッシはそのままにして、
内側にもう一枚サッシを取付けます。
今回は、サッシをまるごと交換しました。
普通は、サッシをまるごと取り替えるのは大変です。
壁を壊して、サッシを外して、取り付けて、壁を直す。
すごくコストがかかります。
しかし、こちらのお宅は、
「真壁(しんかべ)」と言う構造なので、
(柱が見えて、壁が柱と柱の間にある構造)
簡単にサッシが取り外せて、取り付けられます。
簡単とは言うものの、大工のテクニック満載です。
まずは、サッシを外して、
木の枠に付いた塗装をはがします。
塗装をサンドペーパーでこすると、ほこりが多量にでるので、
家の中にほこりが入らないように、窓にカバーをかけました。
古いサッシのビスの穴が気になります。
これをうまく隠しながら、きれいに仕上げるのが、プロの仕事。
実は、ビスの穴に、「割り箸」を入れます。
接着剤が乾いてから、割り箸を切り取って、
表面をきれいに磨くと、
まあ大変!! 新品同様の窓枠になりました。
新しいサッシは柱の幅より小さいので、
両側に隙間を埋める木を貼り付けて、
まわりの枠材と同じような色に塗装。
後は、新しいサッシの枠を取り付けるのですが、
ここで大切なこと。
「真壁(しんかべ)」では、サッシの枠が柱について、
そのまま仕上がりになるので、
サッシと柱の間から隙間風が入る恐れがあります。
高断熱の最新型のサッシを入れても、
隙間風が入れば断熱効果も半減。
そこで、
サッシの枠が付くところに、シリコンコーキングをしっかり塗って、
隙間風を防ぐ工夫を施しました。
塗装の色も周囲の柱とほとんど変わらない色に仕上がり、
もともと高断熱サッシが付いていたような感じになりました。
ビフォアー & アフター
工事後の中からの様子
ポイントは、
1.柱や鴨居、敷居の古い塗装や日焼けは、ペーパーで削り取る。
2.古いサッシのビスの穴は、割り箸で埋めて目立たなくする。
3.新サッシを取り付けるときに、コーキングで隙間風を防ぐ。
簡単なようで、きれいに仕上げようと思うと、
意外にひと手間かかります。
ひと手間を惜しまないのが、
「さいとうけんちく」の流儀です。
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